ダックスにはまり込んでしまった私と、ショウにのめりこみハンドラーにまでなってしまったパパ、そしてこんな家庭に生まれてしまったのっさん、親子3人で毎週末、全国各地であるドッグショウへ馳せ参じます。
子連れでも移動が楽なように購入したマイクロバスには、ベッド、テレビ、冷蔵庫をつけ、犬たちのケンネルキャブを置く棚、ドッグショウで着る衣装をかけるパイプハンガーなどなど、さながら移動ハウス。

パパの本業は車屋さんなので、週末は従業員さんに留守をお願いして行きます。
お留守番の犬たちのお世話も、ダックスを心から愛する二人のお姉さんがしてくれます。
それぞれの子の性格や癖、病歴など、なんでも把握してくれていて、とっても可愛がってくれるので、私は安心して留守を任せて行けるのです。


車の運転は1ミリたりともしない代わりに、道中に行う犬のお世話や現場でもお世話は私の役目です。
翌日への鋭気を養ってもらう為にも、パパには早くからホテルに入って寝てもらい、私はバスで犬たちと寝ます。
別の場所にいると、バスの中はいくらエアコンで温度調節が保たれているといっても、寒くないかな、暑すぎてないかな・・・と心配。
初遠征のあの子は不安がっていないかな・・・あーあの子お腹ゆるかったからトイレしたいかもな〜など
気になって気になってホテルでは眠れないので、丁稚奉公よろしくバス寝です。


そして当日
この日のためにあれやこれやと試行錯誤しながらコンディションを整えた子たちと共に走ります。
いろーんなプラスの要素がすべて合わさって初めて結果につながると思います。
犬だけよくても引き手がミスをしたり、犬はいちばん良かったはずなのに・・・など、いろんなことがありますが、
でも私は、どの子にもどの子にも「よく頑張ったね、偉かったね」とハグして褒めてあげます。
一番になれなくても、楽しそうに走ってくれてる姿を見るだけで嬉しくなって
「頑張ってくれてありがとう!」
心からそう思います


でもうちのハンドラーは違います。
結果オーライ
結果がでてなんぼ
と言う人なので、どのショウでも同じテンションでいられる私と違って、誰も声を掛けられないようなおっそろしい顔の時もあります。

お互いの性質が違うと
「こんな時にヘラヘラしやがって余計腹がたつぜ」
「な〜にをピリピリしてんだか、怒ったってなんもかわらないのに、フン」
などなど、腹に溜まることもありますが、凸と凹でちょうどいいのかもしれないな〜
と最近は思ったりもします(これを世間では諦めと言うのだろうか・・・)

ハンドリングの何たるかも知らないくせに
「あそこでもっとこうすれば良かったのに」
「あの子の場合、こうした方がもっと綺麗に見えるよ」
などと、偉そうに言われてうちのハンドラーさんはホント大変です。

でも私はオーナーだも〜ん。
あの子達のことは私が一番わかってるんだも〜ん。

改める気、皆無です!!あはっ

   


遠征も楽しいけれど、九州でもショウはお仲間たちとわいわいやれてすごく楽しい。
皆、ダックスが大好きで、親馬鹿でハートが熱くて楽しい人たち。
何年も一緒にショウをしてきているから、私が気がつく前にお弁当を持ってきてくれたり、出番前にドライヤーをしていると、さっと犬を押さえに来てくれたり(しんちゃん笑)、楽しいばかりでなく、本当に助かるしとっても有難いです。

ショウのあとは何かと理由をつけて宴会。
ジャージにスニーカー、土や埃まみれの団体がワイワイ騒ぐ光景は、端から見るととっても怖いかも!?(仮装する人もいるから余計にやばい団体だってばね!)
でも、同じものを愛し同じ志を持つ仲間達、話題は尽きません。
ついついお酒も進み、最後には天使になったわが子たちの話になり涙したりもします。
みんな本当にあったかい人たちばかりです。

BOMBER的ドッグショウは、親孝行な子達と、愉快な仲間たちと心と理解あるオーナーさんに支えられてできています。

これからも
犬本位、犬第一をモットーに、犬たちと一緒に楽しめるドッグショウをして行きたいと思っています。



K.BOMBERのTOPMENU