CN・のっさんも、早いものでもう8歳
1歳半の時から全国のショウを渡り歩き、大人の社会の中で育った彼女は、口の先から生まれてきたような、あー言えばこう返す、おナマな子供に成長しました

そんなおナマちゃんだけど、気持ちの優しい子でもあります
犬たちに対する接しかたもソフトだし、赤ちゃんのお世話も大好き
子育て中は、「ママ、あたしが見ててあげるから少し寝ていいよ」なんて言ってくれたりします

「自分のことをしてもらえるのは犬のあと」
教えたわけでもないのに小さなころからそう思っているようで、犬のことをしているときはワガママひとつ言いません
うれしいような・・・とっても申し訳ないような思いです

やっと字が書けるようになった頃、お産部屋に手紙が置いてあったことがありました





それを見て、胸がツーンとなってしまいました


寂しい思いさせてごめんね・・
公園で一緒に遊んであげたり休みの日に遊園地に連れていってあげたりできなくてごめんね・・・

でもね、のっさんは犬達からいろんなことを教えてもらってるよね
それは人間として一番大事なもの
相手を思いやる気持ち、弱いものを大切にし守っていこうとする心、損得抜きの愛情や命の尊さ、犬達との生活の中で自然に覚えていってるよね

それはかけがえのない財産だよ

具合が悪くなった子がいると、一生懸命お世話してくれるよね
小さな膝に抱きかかえて「具合どーお?今日は痛くない?おねーちゃんずっとだっこしててあげるからね〜」なんて話しかけてる姿を見ると、たまらなく嬉しいしとっても誇らしくなるよ

何度かお別れも経験したよね・・・
大声で泣きながら名前を呼んで「いやだいやだ」っていつまでも泣いたね
一緒に泣いたよね・・・
床を拳で叩きながら「悔しい・・・なんでだよ、悔しいよ」って泣いたこともあったね
どこにぶつけたらいいのかわからない悲しみもショックもママはよくわかる
だけどママ自身も大きな悲しみに呑み込まれてしまって、なんの言葉もかけてあげられない
いつも一緒に泣くだけなんだよね

「ママ、ちゃんとごはん食べなきゃダメだよ」なんて言って頭を撫でてもらったり、逆に慰めてもらうこともあるくらい
ほんと、情けないママでごめんね

ねー、のっさん
ママはのっさんが生まれてきてくれた時
勉強も運動もできなくていい、健康で心根の優しい子に育ってくれたらそれだけでいい、
そう願いました

願い通りかなりの健康体で病院に行くのも年に一度あるかないか、勉強の方はなんの遺伝か、もって帰ってくる通信簿はオール「たいへんよい」だしテストも100点ばっかり
運動は・・・完全に私の遺伝子を受け継いだようでまったくだめだけど、明るく優しくて、願いの通りに育ってくれて本当にありがとう
ママには出来すぎたくらいのお子だと、感謝でいっぱいです

「ママのお宝ちゃ〜ん」って言って抱きしめると「も〜う、友達の前で絶対お宝とか言わないでよね!」なんて怒られるけど、のっさんを授かったことは私の人生で一番の、最高の出来事、プレゼントなんだもん

ママは今、欲張った夢を持っています
それはね、大きくなったのっさんと一緒にショウやお産をしていけたらな・・・ってゆう夢
でも生まれた赤ちゃんを全部手放せなかったり、遠征に行っても観光がメインになったりしそうでそれも怖いかもね


       
                                          のっさん7才
                                          自分が名付けた子がBISになってほっくほくな顔


 のっさん8回目の夏!!
誰に似たのかとにかく夏が好き!
暇さえあれば、プールにカキ氷!


「のっさん」+「金太郎」
のっさんのハンドラーデビューです。
この日は、ブリードだけではなく、グループ戦
も引くことに・・・・
出番前には緊張してきたらしく「パパ、心臓がへんだ〜〜」とか「かなりやばい」とか・・
とにかくはじまりました・・・・
緊張して出来ないかと思いきや、触診も堂々と
小さい声で「おねがいします」なんてことを言いながら頭なんか下げちゃって・・・・
心の中で考えてやったんじゃなくて、長年(物心ついてから数年)一緒にショーにいってるから、目に焼きついてる事が自然に出来たのかな・・・
ただ、けなげにハンドリングしてる姿は涙もんでした。結果はちゃっかりエクセレント!
終わったら、「カップ取れなくてごめんね」だって。
さて何をプレゼントしようかな!!


K.BOMBERのTOPMENU