私のダックスライフは、一頭の素晴らしいダックスとの出会いから始まりました。
シマリスが欲しくて行ったペットショップに、その子はいました。いろーんな種類の子犬や子猫がいる中で、どうしてもどうしても気になるショーケースがあります。
いろいろ見て回ってもなぜか結局そこに戻ってきてしまう。
不思議な引力・・・と言うか、とにかく何かの大きな力に引っ張られ目が釘づけ状態でした。(この時既にシマリスのことは忘れきっていた)
見慣れない生き物、札には「M ダックスロング」と書いてあるけど、私が知っているダックスとは違うみたい(スタンダードのスムースしか知らなかった私)ロングて何?あ!胴が長いからか!!と勝手に恐ろしい解釈をしながら見ていると、目がキラキラしていてちょこちょこ動き回って本当に可愛い!黒い毛がビロードのようにつやつやしていて、やったら元気で片時もじっとしてない
そして穴が開くくらい眺めていると店員さんが「抱っこしてみますか?」と声をかけてくださった。
あとはお決まりコース
抱かせてもらったらもーう離せなくなってしまいました笑
「あたし、この子と離れたら一生後悔する・・・」なんて、運命まで感じちゃったことを今でも覚えています。
当時交際中だったうちの専属ハンドラーは、どうにかして思いとどまらせようと必死の説得、そしてどうにかして連れて帰ろうとする私
泣き落とし作戦と時間耐久勝負に見事勝利し、ちっちゃくて柔らかい、なんとも言えず可愛いその子を家族の一員として迎えられることになり
その子に{樹里}という名前をつけました。
樹里は自分に都合が良いことは妙〜に覚えるのが早く、人をよく観察し上下の関係を把握する、上だと思った人には絶対の信頼と服従をするけれど、下だと思った人間にはめっちゃ横柄な態度を取る
食いしん坊で気が強く、ワガママで頭の回転の早い、打つ前から響いている鐘のような子でした。
彼女にとって私はシモベ
「水」「散歩連れてけ」「おやつくれないと嫌がらせしたるぞ」とやりたい放題
躾をしたくても私の言うことなんて聞いてくれない
でも可愛くて可愛くて・・・
「この子の赤ちゃんが見てみたい」とまたまたお決まりのコースにはまり込み、1年後に婿を迎え入れ、その1年後にベビーを授かり、どんどん、だんだん・・・転がるようにダックス道にはまっていきました。
小さいころから犬が好きで、いろんな種類の犬を飼っていたけど、こんなに飼い応えのある犬は初めてでした
頭がよくて明るくて大胆でいたずら好き、いろんな表情と仕草で私を笑わせたり癒したりしてくれる
ダックスの素晴らしさを、面白さを、樹里が教えてくれました
樹里がいなかったら
もし樹里じゃなかったら
きっとこんな風にはなってなかった・・・
1頭の犬がくれた
たくさんの喜びや、楽しみや感動、生き甲斐、夢、目標、仲間
今があるのは樹里のおかげ
樹里に
あの時出会いに
とても感謝しています。
これからもずっと、樹里に感謝しながら・・・
そして今ではびっくりするくらい増えてしまったわが子たちにも日々感謝したくさんの愛情を注ぎながら、これからもダックス道を邁進していく決意であります